編集後記

▶2024年1月1日、最大震度7を観測した能登半島地震が発生しました。元日にこのような報に接したのは生まれて初めての経験でした。お亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げます。そして、被災された方々にお見舞い申し上げます。

▶2023年12月14日、「湘南の四季」の取材のため小田原城に隣接する報徳二宮神社を訪ねました。二宮金次郎の銅像は、西郷隆盛の銅像とともに本土から遠く離れた奄美諸島の与論島の小学校にも在り、薪を背負って本を読んでいるその姿を見ると何となく心が落ち着いたものでした。小田原駅にも二宮金次郎の立像があり、人々の心を和ませてくれています。報徳二宮神社の石碑には、二宮尊徳翁が遺した功績と、国を治める人に対する〝箴言〟が刻まれています。以下にご紹介させていただきます。

▶《二宮尊徳 翁(一七八七〜一八五六)
経済なき道徳は戯言であり
  道徳なき経済は犯罪である
 江戸時代後期の農政家・思想家。
通称金次郎。尊徳は武士の名乗り。
幼少時の逸話が一般に知られているが、後に「報徳仕法」と呼ばれる独自の方法と理
念で、小田原藩や日光神領などを含む、多
くの諸家諸領の復興に尽くした。直接・間
接的に指導した農村は六百余りにものぼる。
 内村鑑三著「代表的日本人」の中でも、十九世紀末、欧米諸国に対して「日本人の中にも、これほど素晴らしい人物がいると苦難の時代を救った偉人として尊徳翁は紹介されるなど、明治時代以降の政財界人にも多くの影響を与えたのである。
 翁の教訓や訓言は、今の時代にも通じる、私達が手本とすべきものばかりである。》

▶昨年でしたか、一昨年でしたか、テレビの番組で、パートタイムで働きながら月に1万円の食費で2人の子供を育てているという母親の姿を見たことがあります。ムムム…ただ唸るだけで何もできない自分がそこにいました。

▶ロシアによるウクライナ侵攻は先が見えず、中東では連日のように地獄絵を見るような惨事が発生し、メディアがそれを伝えています。いずれも人災によるものです。一日も早く国々の争い事が終わり「平和が訪れますように…」。どなたも新年を迎え、このように「平和」を祈願されたのではないでしょうか。(VOL.52)

(基)

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